生活の感想2024

zineday osakaに合わせて作った冊子の内容の日本語。表紙、1~6ページ目、裏表紙、の順番で記載してます。

表紙
「普段、毎日、漫画を描いてる。今年は絵の仕事もまあまあやった。最近、友達がボードゲームを作るので、その絵やストーリーを考えてる。その友達は今までに何個もゲームを作っているけど、今回かなり時間をかけて考えているらしい。」

1ページ目
「calfortという名前の固形スープがあって、よく買ってる。種類がいくつかあって、安い。包装がいい。ままごとで使うミニチュアみたいなデザイン。このスープを使ってると自分は少し気分が良くなる。花を飾る時とかも、自分にとっては劇的に気分が良くなるというより、うっすら気分が良くなる感じがする。」
「ボードゲームの絵は、カードの絵をたくさん描くことになる。何十種類もある。珍しいことに、今回のカードにはキャラクターが主体なるカードが無いと伝えられた。魔法の効果みたいなカードだという。そういう制限があると、とてもいい作業になる。キャラクター無しで、魅力的なものを作れるだろうか。」

2ページ目
「この1年間、病院によく行った。お金もかかったけど、今では元気。健康のために時間を使っている間、制作が進まない。そのことについて焦らなくなったので、良い変化だと思う。医療通訳にも数回お世話になった。とても助かった。」
「何年かぶりに、滞在許可の更新をしないといけない。外国人局のオンラインシステムは1年以上調子が悪くて、まともに機能していない。それに乗じた詐欺もあるって。特別な手続きをした。不満はあるけど、インターネットの無い時代なら、もっと疲れていただろう。」

3ページ目
「5月に自分の漫画の本が出版された。新連載の1冊目。自分は今42歳で、そろそろ集大成のようなものを作ってみたい。自分の作る力に満足してから作り始めるのでは遅い気がする。そういうものを一生に何回作れるか分からない。この連載も、何歳まで続くだろうか。自分が55歳になる頃には、西暦2037年だ。その頃地球は…。」
「ボードゲームも本も、何十年も残ると言われているが、意外と残らない。ほとんどの物は消えていく。だからといって、ほとんどの物が等しくダメだということではない。それらの中にも良し悪しがある。」

4ページ目
「Chivalry 2というゲームを買って、だらだら遊んでいた。プレイ時間が100時間を超えた。中世の戦争を、オンラインで32人vs32人で対戦したりする。略奪とか攻城戦。遺跡の破壊。刑務所の襲撃。色んな目標があって、野蛮な感じが最大の特徴になっている。マップが好きで、観戦も面白い。トレバシェットという兵器が登場し、知らないので何なのか調べた。wikipediaには、この投石器についての説明が一通りあって、最後に「中世以降ほとんど使われていないが、2024年6月にイスラエルが使った」とCNNの報道を引用していた。色んなことを思った。」

5ページ目
「近所のスーパーに行った。せまい出入り口に掲示板があって、誰でも好きな貼り紙をしていい。アパートを探す人、不要家電を売りたい人、など。「こどもラジオをやってるから参加して!」という紙が貼ってあって、見てみたらよかった。みなさんの住んでいる地域のラジオのおすすめとかも、ぜひ知りたいです。教えてください。」
「汽車土瓶という言葉を知らなかった。友達に教えてもらった。僕がこどものころ、新幹線で、他では見かけない水筒入りのお茶が売ってた。今はそれは無い。汽車土瓶はそれより前の時代の車内販売のお茶だ。陶器はいい。欲しい。他の国にもあるなら見てみたい。教えてください。」

6ページ目
「一瞬、1ユーロが175円まで上がった。この6年間、35%値上がりしてる。もちろん物価も上がっている。自分はとにかく柔軟でいたい。」
「ペストとかの歴史を見ると、何回も流行したり、何十年も続いたり、色々ある。covid-19の流行が始まって、3年とか5年は様子を見ておこうと思っていた。そして5年が経った。特別なことが無くても、平和な日々は楽しい。じっくり絵を描いて過ごしていたい。」

裏表紙
「散歩中によく会うおばあさんに、犬の糞を踏まないように気をつけろと言われた。ベルリンにはたくさん落ちている。capri-sunというジュースの袋もよく落ちている。yumyumというラーメンのスープの小さい袋も落ちている。乾燥した麺をそのまま砕いて食べるから、スープはゴミになる。」